2007年05月06日

転職について

今日でゴールデンウィークは終わり。毎年のことですが、

こういう休みって、たいしたことしてなくてもアッという間に

終わりますよね。





さて、ゴールデンウィークの時にいつも思い出すのですけど、

「転職」について書こうと思います。プロフィールにも書いて

ますが、僕は転職を2回もしており、現在3社目です。そして

社会人デビューの1社目は流通業だったこともあり、土日祝日

は休み無しが当たり前という世界でした。もちろんゴールデン

ウィークなんて稼ぎ時ですから、休みなんてありませんでした。

5年程流通業にいましたが、転職後は土日祝日が休みの会社しか

選んでないので、ゴールデンウィークや盆・正月になると、

「ああ、世間と一緒の休みっていいなあ!」

といつも思うのです。そして、

「もし転職してなかったら、どうなっていたんだろ?盆や正月

も仕事・仕事で、子供を親や親戚に見せるなんてこと、できな

かったのかもしれない。」

とよく思うのです。これは年を重ねれば重ねるほど感じます。







そもそも、大学在学中は就職超氷河期にもかかわらず、僕は

バイトに明け暮れ、真剣に就職活動をやっていませんでした。

そして、今思えばですが、「なんとなく」興味があった流通業

を中心に就職活動をして、「なんとなく」決まってしまったの

です。その時は独身で、「別に土日が休みじゃなくていいや。

というかむしろ、平日休みのほうが電車や街も空いてていい

じゃん。」なんていう考えでした。そして全国転勤アリの会社

でしたが、それも「全国あちこち行けていいじゃん。」くらい

の発想で、それほど気にもとめていませんでした。






しかし結婚したあたりから、僕の考え方は次第に変わっていき

ました。「これから子供が生まれたら、どうなっていくんだろ

う?幼稚園の途中で転勤になったら?幼稚園の運動会も、日曜日

なら絶対行けないな。あと、休みのときに親に子供を見せに行く

のはいいけど、盆や正月は絶対無理だな。それと、将来、親の

介護はどうなるんだ?全国転勤の身じゃどうにもならんぞ。」

など、今後起こりうる現実的な問題が、次々と頭の中に浮かんで

きたのです。






世の中には色んな人の考えがあると思いますが、僕は

「家族があってこそ、よい仕事ができる」

と考える人間です。つまり家族は「土台」。その上に「仕事」

がある。「土台」が崩れると仕事にも悪影響が出る、と自分では

考えています。そして家族の問題は自分が年を取るごとにイヤ

でも湧いて出てきます。子供、親の介護、家族(自分)の病気、

子供の進学・・・。それらを少しでもうまくくぐり抜けていく

ためには、自分の仕事の環境(土日が休みでない、全国に及ぶ

転勤がけっこうな頻度で起こるetc)が、家族に大きく影響する

ことを考えると、とてもこのまま続けていくわけにはいかない、

と感じました。そして転職を決意したのです。転職というものは

できたらしないほうがいい、と思うのですが(色々大変ですか

らね)、僕の場合は「転職して良かった」とつくづく思ってい

ます。







ここで大事だと思うのは、よく仕事を選ぶ時に「自分の好きな

ことをやれ!」とか、「夢を持ち続けろ!」とか言う人(本)が

いますよね。僕はこういうのは、将来起業したり、トップや経営

者を本気で目指すような人はいいですけど、それ以外の大多数の

人にはほとんど当てはまらないと思うのです。本気で起業した

り、トップや経営者層を考えてる人はおそらく数%で、それ以外

の人というのがおそらく90%強くらいだと思うのですが、後者

の大多数の人は、まず「その会社に入ることよって、どれだけ

幸せになれるか」という現実的なことをキチンとイメージできる

か、そういうことのほうが会社選びには大事だと思うのです。






だから僕も「モノが好き、買い物が好き。」ということで流通と

いう業界を選んだのは間違いだったと思ってます。それは僕の

「世間知らずな大学生レベルの頭」ではそれが自分には違うと

想像できなかったのです。しかし、僕の周りでも「旅行が好き」

とか「車が好き」「ゲームが好き」なんていうような理由で仕事

を選んでしまった人が意外といるので、こういう人たちは大丈夫

なんだろうか?と心配になってきます。

就職する会社選びをしている学生の人、これから転職活動をし

ようとしている人、単に「その分野に興味がある」とか、「なん

となく自分に向いていそう」とか、「○○という資格を取ってる

から」なんていう理由で会社を選んでませんか?もちろんそれで

うまくいくケースもあると思いますが、仕事と家族は別モノでは

なく、つながっているものです、現実的に「(配偶者、自分の

親、配偶者の親、子供たちを含めた)家庭がそこそこスムーズに

まわる体制が、自分の選んだ会社でキチンと与えることができる

か」ということを考えて仕事を選んでいますか?




僕は恥ずかしい話、30歳くらいになってようやくこのことが

分かった気がします。若いうちにそこまで考えて就職・転職が

できていれば・・・、と心から思いますのでこのブログに書い

てみました。







※もしこの記事に共感を持たれる方がいましたら、下記の本を

読んでみると面白いと思います!

「搾取される若者たち  バイク便ライダーは見た!」
(安部真大 著・集英社新書)









posted by ごくう at 22:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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